ムスタングベース友の会!

ムスタングベースを使いこなす研究ブログ

低音が出ないは誤解!

ムスタングベース。

及びショートスケールでよくある誤解…

 

  • 低音が出ない
  • 音が細い

真逆です。

 

むしろ、野太い音です。

高域が出ません。
低域の塊みたいな音になります。

 

逆に、プレベジャズベといったロングスケールのベースは高域が出ます。

 

低音が出る原理

なぜ、低域が強く出るのか?

それは、弦の張力が緩いからです。

 

弦の張力が弱く、長さが短いと振幅が大きくなります。1秒間の空気の揺れがゆっくりになります。

 

周波数は振動、空気の揺れです。

ゆっくり少ない振動=低い周波数。

速くたくさん振動=高い周波数です。

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ですから、ショートスケールは低域が出るようになります。

 

タイトなのが苦手

逆に、速く小刻みな振動がしにくいです。

つまり、高域が出にくい。ショートスケールは、ローが得意な楽器となります。

一般的に言われていることとは真逆ですね。

 

ですから、タイトで硬い音色が苦手となります。

 

ロングスケールのベースは、高域が出る。

特にシングルピックアップは硬い音が出ます。

そのため、基準の音が聴き取りやすくなります。

音がクッキリ、輪郭のある音になります。

 

↑この現象を多くの方は、ローが出ると勘違いしています。

 

ムスタングベースの音色

ムスタングベースの音色の傾向は、プレベです。

 

プレベのハイを控えめにした音色に近い。

俗に言う“いなたい音”です。

かなりローが出て、ぶっとい音色です。

 

ですから現代の音楽をやる場合、工夫が必要です。そのあたりは、また別の記事で書きます。

 

以上ですが、ムスタングベースはローが出ない。音が細いは、全くの誤解です。

 

めちゃくちゃ野太い音色です!