ムスタングベース。
及びショートスケールでよくある誤解…
- 低音が出ない
- 音が細い
真逆です。
むしろ、野太い音です。
高域が出ません。
低域の塊みたいな音になります。
逆に、プレベ、ジャズベといったロングスケールのベースは高域が出ます。
低音が出る原理
なぜ、低域が強く出るのか?
それは、弦の張力が緩いからです。
弦の張力が弱く、長さが短いと振幅が大きくなります。1秒間の空気の揺れがゆっくりになります。
周波数は振動、空気の揺れです。
ゆっくり少ない振動=低い周波数。
速くたくさん振動=高い周波数です。
ですから、ショートスケールは低域が出るようになります。
タイトなのが苦手
逆に、速く小刻みな振動がしにくいです。
つまり、高域が出にくい。ショートスケールは、ローが得意な楽器となります。
一般的に言われていることとは真逆ですね。
ですから、タイトで硬い音色が苦手となります。
ロングスケールのベースは、高域が出る。
特にシングルピックアップは硬い音が出ます。
そのため、基準の音が聴き取りやすくなります。
音がクッキリ、輪郭のある音になります。
↑この現象を多くの方は、ローが出ると勘違いしています。
ムスタングベースの音色
プレベのハイを控えめにした音色に近い。
俗に言う“いなたい音”です。
かなりローが出て、ぶっとい音色です。
ですから現代の音楽をやる場合、工夫が必要です。そのあたりは、また別の記事で書きます。
以上ですが、ムスタングベースはローが出ない。音が細いは、全くの誤解です。
めちゃくちゃ野太い音色です!