まさか!ムスタングベースだけをネタに、こんなに記事を書けるとは?思いませんでした(笑)
17番目の記事は、どうしてムスタングベースを選ぶのか?です。
挫折ドラマー
私は元ドラマー。
ドラムを20年やってきて、それなりにバンド活動して来ましたが…挫折しました。
音楽するのがイヤになったのです。
そんな時にベースと出会いました。
ベースはドラマーのリズム隊の相方。
しかし、自分が弾いてみると違う世界が見えました。
楽しい!
頑張らない音楽
ドラムをしていた時の私は…
上手くならなくてはならない!
という気持ちが一番にありました。
- 上達すること
- バンドで成功すること
- 他人から認められること
しかし、ベースではそれを感じずにいれました。
- 下手でも構わない
- シンプルなことだけで楽しい
- 自分が楽しいことが一番
頑張らない音楽のあり方を、ベースが教えてくれました。
背伸びしない楽器
ムスタングベース、ショートスケールの楽器は一般的に「初心者や手の小さい人用の楽器」と言われています。
実際には、難しい楽器なのですが…。
ただサイズ的に、私にはジャストフィット。
(私の身長は、170センチちょうどです)
一般的なロングスケールの楽器の場合、左手は1フレットに伸ばすと、あまり余裕はない。右手もブリッジ付近を弾く場合、少し無理をするフォームになります。
それがこの楽器の場合は、余裕を持って身体に収まります。
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写真みたいに、リラックスして弾けるのです。
リラックスして弾ける
- 楽器演奏を無理なく、楽しめること
- 身体に負担をかけないこと
- 演奏に余裕を持てること
とても大切な要素だと思います。
これが、私がムスタングベースを選ぶ理由です。
身の丈に合っている。
リラックスできるからです。
他にも…
リラックスできます。
人を選ぶ楽器
ただ、楽器も道具ですから人の趣味嗜好、求める音、演奏スタイルによって感じ方が変わります。
ムスタングベースは私みたいに…
- 60年代から80年代の音楽が好きで、フラットワウンド弦が好きな人
- 地味なギラギラしないベースが好きな人
- エフェクターを基本的に使わない人
- ピック&指弾きメイン、スラップしない人
- 中高年でカッコつけない、ユルい考えの人
…には合ってるかもしれません。
どちらかというと気楽に音楽したい人や、本当はギタリストだったり、鍵盤、ドラムとかなんだけどベースも弾くよ?みたいなスタンスの人。
いわゆるマルチプレイヤーや作曲家、奥田民生さんとかKing Gnuのギタリストさんみたいな方に向いている楽器だと思います。
逆に本気で「プロのベーシスト目指したい!」「ジャズからロックまで弾けるようになりたい!」みたいな気持ちの人には向かない楽器でしょう。違う楽器を選んだ方が良いでしょうね。
実際そういう方で、ムスタングベースやショートスケールを使う人を見たことがないです。
最近の若い人は、かっこいいアクティブの5弦や6弦を好む傾向に感じます。
最近の音楽に合わない楽器
私は、二つのバンドに参加しています。
一つは歌謡曲〜90年代までの古いジャンル。
ボーカル、ギター、ベース、ドラムの4人。
楽器は3人。
もう一つは2000年以降のいわゆるJ-POP。
ギターボーカル、リードギター、キーボード、ベース、ドラムの5人。
楽器は5人。
なんですが…かなり苦戦しております。
前者、歌謡曲〜90年代くらいまでの曲、少人数のバンドならばマッチするのですが、J-POPにはなんだか合わない。楽器が多いと抜けない。音が埋もれて、何弾いてるか分からなくなるのです。
ですから、潔くジャズベースを買いました。
楽器の適材適所がありますね。
ジャズベースに持ち替えたら、あっさり問題が解決しました。アンプ直結でも、ちゃんと抜ける存在感のある音が出ます。
ムスタングベースが苦手とする、輪郭のある硬い音色が簡単に出せます。
もちろん、音作りを工夫すれば乗り越えられると思います。ジャズベースと何が違うのかを研究して、苦手を克服すること。
それが、「ムスタングベースを乗りこなす」に書いていることです。
あきらめたわけでは、ありません!
ムスタングベースを乗りこなす(その1) - ムスタングベース!
ムスタングベースを乗りこなす(その2) - ムスタングベース!
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まだ続きますので、よろしくお願いします。
以上が、 どうしてムスタングベースを選ぶのか?の理由でした。