ムスタングベース友の会!

ムスタングベースを使いこなす研究ブログ

ムスタングベースの種類

今回は、2024年現在販売されているムスタングベースを紹介します。

 

LIMITED WASTED YOUTH MUSTANG BASS

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日本製フェンダーの限定品!

品質は間違いないと思いますが…

なんと!

38万5000円!!

ビンテージにも手が届きそうなお値段!

 

AMERICAN PERFORMER MUSTANG BASS

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現行品で唯一のアメリカ製です。

定価は23万円ですが、安いところで18万円くらいで購入できます。

 

このモデルの特徴でもあり、個人的に残念に感じるところが…P J なんです。

 

P Jは、リアピックアップがハムキャンセル出来ないため、ノイズが乗ります。ですから、僕は苦手なんです。

 

JMJ ROAD WORN MUSTANG BASS

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レリック仕様がカッコ良い!

シグネチャーモデルです。

実売20万円くらいでしょうか?

 

これも円安前は、12万で売ってるお店もありました。めちゃくちゃ値上がりです。

 

VINTERA II 70S MUSTANG BASS

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私のメインベースです。

安いお店で16万円くらいでしょうか?

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メキシコ製なんですが、とても良く作られています。今は訳あってリペアに出しています。

 

PLAYER MUSTANG BASS PJ

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ピックアップが、PJのムスタングベースです。

10万円以下で購入できると思います。

円安前は、5万円くらいで買えました…!

 

こちらも、個人的に苦手なPJなんです。

もし購入したならば、ピックアップをEMGに交換します。

 

ということで、次からはオススメの二つを紹介します!

 

Vintera 60 Mustang Bass

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これは僕のベースが販売される前の旧モデル。

いわゆるアウトレットみたいな品です。

 

この記事を書いている2024年時点では在庫が残っており、デジマートやAmazonで10万円前後で売られています。

 

現行モデルより5万円はお買得です。

今買うなら、一番オススメ。

 

SQUIER CLASSIC VIBE '60S MUSTANG BASS

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そして、スクワイアのムスタングベースです。

 

実は今のムスタングベースを手に入れる前に、このクラシックバイブを使用していました。

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この楽器で、ベース弾きとしての初ライブを経験しました。元はドラマーだったのです。

ぷれいぱーく!Live at 姫路Beta(2023.6.11) - YouTube

 

とてもクオリティが高く、ぶっちゃけ高い楽器と遜色ないです。なるべく安価でムスタングベースが欲しい方にオススメ!

 

ちなみに、こちらの動画で現行品ムスタングベースの比較をしています。

I found the BEST Mustang Bass 🐎 - YouTube

  1. JMJ
  2. VINTERAII
  3. SQUIER

の順位で評価されています。

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個人的には、Vintera、SQUIER、JMJでしょうか?ラッカー塗装は扱いが難しいので、苦手なんですよ。

お試しショートスケール

今回は、ムスタングベースが気になるけど…

買おうか迷っています、、、。

 

そんな人にオススメしたい楽器を紹介します。

 

ムスタングベースの値段

最初にムスタングベースの価格について。

 

僕のメインベース。

Fender  Vintera II 70s Mustang Bass

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約16万円で購入しました。

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サウンドハウスで、このお値段です。

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…何が言いたいかって?

高い!んです。

だから、気軽にオススメできません。

 

ちなみにビンテージは↓

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…投資目的の方以外、オススメしません。

 

イチオシの楽器

ショートスケールがどんな物か?

試してみたい。

そんな方にイチオシがこちらです!

 

プレイックPB045

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https://www.soundhouse.co.jp/news/detail?NewsNo=18324&utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=20230417sns

 

プレベのショートスケールなのですが、なかなかクオリティが高いと評価です。YouTubeで、くぼあつしさんも絶賛されています。

13800円で買えるエレキベース!プレイテックPB045が普通に使える件。【サウンドハウスの製品レビューシリーズ】 - YouTube

 

これを購入して、ショートスケールがどんな感触か?自分に合うかを試してみても良いと考えます。

 

SQUIER SONIC BRONCO BASS

次に本命馬です。

数あるショートスケールの中でオススメなのが、スクワイアのブロンコベースです。

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ご存知の方も多いでしょうが、ムスタングベースの弟分「ミュージックマスターベース」の改良版です。

 

お値段が約3万円と安価ですが、こちらは実際にバンドで使用する人もいるくらい実用的な楽器です。

Squier by Fender Affinity Bronco Bass, Torino Red | Gear4music demo - YouTube

ムスタングベースと遜色ない楽器です。

 

この二つのどちらかを手にした上で、

「自分にはショートスケールがしっくりくる」

そう感じられたら、ムスタングベースを購入したら良いんじゃないかな?と思います。

 

 

ムスタングベースを乗りこなす(その2)

ムスタングベースを乗りこなすために。

その2です。

僕自身が試行錯誤した経験をお伝えする…

ムスタングベース攻略研究!

ムスタングベースを乗りこなす(その1) - ムスタングベース!

 

ショートスケールの弱点

これまでにお伝えしたように、ショートスケールの楽器には弱点がたくさんあります。その原因の一つは張力が弱いことから生まれます。

 

張力が弱いことで、

  1. 音の輪郭がボヤける
  2. ビビりやすい
  3. 音程が悪い

という弱点があります。

 

その克服方法として、その1に書いたような張力の強い弦を使用する方法。暴れにくいフラットワウンドを使用する方法があります。

 

そして、もう一つが弦高です。

 

弦高を高くする

一般的なロングスケールのベースは、標準的な弦高が12フレット上で…

1弦2ミリ

4弦2.5ミリ

と言われています。

 

これを

1弦2.5ミリ

4弦3ミリ

くらいまで上げてセッティング。

 

その上で、しっかりピッキングします。

 

もしも弦高が低いと、強くピッキングした時に、フレットにぶつかる音が出ます。振幅が大きく、弦が暴れるのです。

 

ローアクションとかは難しい楽器ですね。

 

しっかりピッキングする

弦高を高くした上で、弦をピックアップに対して押し込むように、縦にピッキングします。

 

そうすることで、芯のある音が出ることがわかりました。

 

そうしないと良い音が鳴らせません。

芯のある音色にならないのです。

 

よくある誤解。

ムスタングベースは音が〇〇

ピッキングの技術が足りないんですよ。

楽器が悪いんじゃなく、プレイヤーの指が弱い。

 

現代の弾きやすい高性能な楽器と違い、アナログで、演奏者技術が反映する楽器なのです。

 

ピック弾きをする

もう一つが、指弾きよりパワーが出る方法。

ピック弾きです。

ピック弾きすることで、アタックの強い輪郭のある音色を指弾きよりも出すことができます。

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ショートスケールのベースを弾く人に、ピック弾きが多いのも、こういった理由が関係するのではないでしょうか。ギタリストさんに愛される理由でもあります。

 

以上のように、ムスタングベースは良い音で鳴らすことが難しい。技術が必要なベースとなります。

 

ジャズベースが支持される理由

ベースの中でも人気なのは、やはりジャズベース。シングルピックアップが二基ついてるタイプです。

 

理由はズバリ!

扱いやすく、音が良いからです。

 

例えば、アクティブジャズベースはムスタングベースとは対照的に扱いやすいです。

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私がバンドで使用しているジャズベースなのですが、非常に優秀。ムスタングベースの10倍弾きやすいです!

 

弦高をかなり低めにセッティングしてあります。

更に弦は、40-100の細い弦。

指弾きで、軽く撫でるようにピッキング

それでも輪郭のある音色が容易に出せます。

 

ですから、悔しいけどバンド活動ではジャズベースを使用しています。独りで楽器を楽しむのとは違って、バンドのために最短で結果を出す方が大切ですから。アンサンブルですからね。

 

みんながジャズベースを選ぶ理由がよくわかります。バンドで使用する道具として、優秀なんですよ。プロの人たちでジャズベース使わない人、ほとんどいないです。

 

こういったことからも、ムスタングベースは難しい楽器。乗りこなすのに技術と工夫が必要な楽器と言えます。

ムスタングベースをオススメする人!

さて今回は、どんな方にムスタングベースをお勧めできるか?を書きます。

 

大好きな人

ズバリ!

ムスタングベース、大好きな人です!

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当たり前なんですが、そうでない方にはお勧めできません。

 

マニア向け?

これまでお伝えしてきたように、ムスタングベースを始めとするショートスケールの楽器は、世間で言われるほど扱いやすい楽器じゃありません。

 

初心者用、子供用と言われていますが、むしろ上級者向きの楽器です。

 

極論すると、

どうしてもムスタングが良い!

ムスタングが大好き!

…な、マニア向けです。

 

そうでない人には?

上に紹介したタイプじゃない方には、普通のロングスケールをオススメします。

 

ワンピックアップが好きなら、プレベ

弾きやすいことを重視するなら、ジャズベ

をオススメします。

 

迷うなら?

どんなベースにしたら良いか判断できない。

迷ってる人には、ジャズベースがオススメです。

 

予算があるなら、フェンダージャズベース。

初心者でしたら日本製フェンダー

日本製フェンダージャズベースをオススメします!

 

「私はムスタングベース!絶対弾きたい!」

そんな方は、私と同類、同志です。

 

共に、ムスタングベースの魅力を広めましょう!

 

ブラックナイロン弦のアース対策

さて今回は、弦アースが取れない場合のアース対策について紹介します。

 

弦アースとは?

ベース(及びエレキギター)をアンプに繋いで、電源を入れると…

ジー!」

ってノイズが鳴る経験をしたことありませんか?

あれは外来ノイズが原因です。

 

楽器やアンプが、照明、家電から発生するノイズを拾っています。そんなノイズを消すために、人間の身体を経由してアースに落としています。

 

それが、弦アースです。

 

その楽器と人体を繋ぐ場所が「金属の弦」となっております。

 

しかし…

  1. ナイロン弦
  2. コーティング弦

は、絶縁体で被われているため、アースに落ちません。

 

そこで代わりの方法です。

 

アクティブピックアップに交換する

アクティブピックアップ。

有名なのは、EMG。

それから、Warwickに搭載されているMEC。

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これらのピックアップはノイズに強く、ほとんどノイズレスなくらい外来ノイズの影響を受けません。

 

ですから、ピックアップを交換するのが一番スマートです。

 

ちなみにプリアンプが内臓されているアクティブは、ピックアップがパッシブですから外来ノイズの影響を受けます。

 

ワイヤレスにする

ワイヤレスは、上記のアクティブピックアップと同様に外来ノイズが発生する前にローインピーダンス化。電波で飛ばしてしまいます。

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ですから、ノイズの影響を受けにくくなります。

 

ブリッジなどから身体に落とす

最もアナログでお金が掛からない方法です。

 

ジャズベースとかならEMGに交換できますが、ムスタングベースは、そうは行きません。交換用パーツは、ほぼ売ってない状態ですからね。

 

そんな時は、目玉クリップと配線を用意します。

写真のように配線の両側に、目玉クリップをくっつけます。ちゃんと電気が流れて外れなければ、半田でも接着剤でも構わないです。

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片方をブリッジや、シールドの金属部分に挟みます。

 

もう片方は…身体に触れる部分。

例えば、パンツの中(笑)に入れます。

パンツの中に入れるやつはクリップじゃなくても、電気が流れる物ならなんでもオッケーです。

 

以上の対策をすれば、ブラックナイロン弦も問題なく使用できます。

 

動画

アース対策については、過去に動画を制作しました。こちらも見てくださいね。

ブラックナイロン弦のアース対策 - YouTube

ムスタングベースの弦について

ムスタングベースは大きく分けて、2種類あります。

 

裏通し

一つめは、オリジナルのムスタングベース。

こちらは、裏通しとなっております。ボディの裏から弦を通すスタイルですね。

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そのため…

ミディアムスケール用の弦

を使用することとなります。

 

ショートスケール用は短くて足りません。

逆に、ロングスケール用は張れます。

楽器がショートスケールなのに、ミディアムスケール?間違えやすいです。

 

表通し

近年新しい設計で発売されているタイプ。

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弦はショートスケール用です。

理由は、裏通しじゃないからです。

間違えないでくださいね。

ただ、おそらくこちらもロングスケール用が使えるはずです(自己責任でお願いします)。

 

今回の記事は、スタンダードな裏通しムスタングベースに対しての紹介となります。

 

フェンダー

いきなりですが、イチオシはこれです。

フェンダー純正弦!

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現行品ムスタングベースに張られている弦です。ロングスケール用45-105となります。

 

オススメの理由

  1. 安い
  2. パワーがある
  3. どこでも買える
  4. 普通

はい!理由は以上です。

 

この記事を書いてる2024年、ベース弦がめちゃくちゃ値上がりしています。3000円以上は当たり前!消耗品にこの値段は大変!

 

しかし、フェンダー弦は2000円ちょい。

現時点ではAmazonが一番安くて、2270円。

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品質はダダリオ製なため、ほぼダダリオです。

 

更にスチール弦のため、ピックアップに良く反応して、パワーがあります。Amazonでもサウンドハウスでも、楽器店でも置いてあります。

 

弾き心地も良く、音もスタンダード。

ザ・フェンダーベースの音色です。

 

迷ったら、コレ!

 

110

ムスタングベースの4弦105は、

ロングスケールの100くらいに緩くなります。

そのため半音下げなどをした時に、弦が暴れます。

 

そんな時には、こちらです。

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4弦が110になっているセットです。

これを張れば、芯のある音になります。

 

ブラックナイロン弦

次にオススメするのは、前回も紹介したブラックナイロン弦です。

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理由は…

  1. 音がムスタングベースにピッタリ!
  2. 長持ちする
  3. フレット減らない

以上です。

 

フラットワウンドほどモコモコせず、割とオールラウンダーです。更に弦が暴れるのを抑制できます。ナイロンコーティング効果でしょう。

 

更に長持ちです!

2年くらい平気で張りっぱなしにできる。

お値段が高いのですが(8000円近く)、元は取れます。

 

そして、フレットが減りません!

ナイロンだから削れない。

 

ただし、弱点があります。

それは「弦アースが取れない」ことです。

 

次回は、弦アース対策について紹介します。

 

ムスタングベースを乗りこなす(その1)

ムスタングベースを乗りこなすために。

僕自身が試行錯誤した経験を少しずつ書きます。

 

フラットワウンド弦を使う

プレベにフラットワウンド弦が合うのと同様に、ムスタングベースにもフラットワウンド弦がバッチリ合います。

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フラットワウンドは張力が強いため、弦の振幅が落ちつきます。

 

芯のある輪郭のある良い音色になります。

 

しかし…

しかし、ザ・モータウン

ザ・歌謡曲

みたいなベースの音色になりやすいです。

特に指弾きの人。

 

もちろん、そういうジャンルをやるならば、めちゃくちゃオススメです。

 

もし、現代的なジャンルやる場合は違う方法を検討した方が近道ですね。

 

ブラックナイロン弦を使う

個人的には、ムスタングベースにはブラックナイロン弦がめちゃくちゃ合うと考えています。

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フラットワウンド弦より明るい音色が出て、割とオールジャンル行けそうです。

 

張力がゆるいんだけど、ナイロンコーティングのお陰で暴れません。めちゃくちゃ弾きやすいです。

 

長持ちして、フレットも減らない、ネックへの負担も少ない。

 

ただ、弦アースが取れません!

 

弦アース対策については、また後日書きます。

 

太い弦に交換する

ラウンドワウンド弦なんだけど、太い弦を張る方法です。

 

ただ市販のミディアムスケール弦で太い弦は、ほとんど売られていません。ですから、ロングスケール用を無理矢理張ることになります。

 

4弦が110とかの弦を使用すれば、ロングスケールのプレベに105を張った時みたいな感じになります。

 

以上ですが、次回はムスタングベースにオススメな弦を紹介します。