今回は「ショートスケールのギターやベースを使うと下手になる」「ロングスケールが弾けなくなる」という説についてです。
結論
先に結論を言いますと、下手にはならないです。むしろ、ロングスケールの楽器よりショートスケールは難しいのですよ。
楽器演奏で、よくある誤解を並べます。
- 負荷を強くした方が上手くなる
- 筋力をつける必要がある
これは実は真逆です。
例えば…
テンション強い弦で指を鍛える!
弦高を高くして鍛える!
筋トレ!
…力むクセがついてしまいます。
実は逆の要素、
力を抜くこと、リラックスの方が大切なのです。
繊細なコントロールスキルです。
それがめちゃくちゃ難しいのです。
テンションの弱いショートスケールは、繊細なコントロールが要求されるため、必然的に力を抜かなくてはいけません。
ロングスケールの力加減で鳴らすと、弦が暴れます。結果、良い音にならないんです。
ショートスケールは別の楽器
例えば、ウッドベース。
エレキベースとは全く違う。
エレキとは別物な演奏スキルが必要です。
そこまで差はなくても、6弦ベースとかフレットレスに挑戦するのと同じくらい、ショートスケールはロングスケールと違う感覚の楽器です。
長いスパンで考えた場合
例えば「死ぬまでベースを弾きたい」と考えたとします。80歳までベースを弾くとしたら、重くてデカいベースより、ショートスケールの方が無理なく弾けます。
ですから、50過ぎたくらいのベース弾きさんはショートスケールにチャレンジするのは悪くないと思います。身体にも負担が少ないですから。
ショートスケールの最大のメリット。
身体に優しいこと
長く楽器を楽しむために、ショートスケールはいかがでしょうか?