ムスタングベースをブラックナイロン弦に交換しました!

過去記事もあわせてご覧ください。
ブラックナイロン弦のアース対策 - ムスタングベース友の会!
1)ETB92M
使用した弦はこちら。

ダダリオの「ETB92M」です。
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/171251/
フェンダー、ラベラなどのブラックナイロン弦も試しましたが、ダダリオが一番良かったです。品質が良く、弾きやすい。音質も汎用性が高い。
ムスタングベース(バイオリンベース)に張る場合、ミディアムスケール用があります。ジャストな長さになります。
2)ブラックナイロン弦の音
ブラックナイロン弦の音質ですが、イメージと違って汎用性が高い音です。フラットワウンドほどモコモコせず、高域がしっかり出ます。

アナライザーを見ていただければ分かる様に、ちゃんと高いところが出ます。ですから、割とどんなジャンルでも行ける音ですね。
3)ラウンド弦との違い
ラウンド弦と違うのは…
- テンションがゆるくて弾きやすい
- ナイロンで覆われている
- フィンガーノイズやフレットノイズが出ない
- 倍音が少なく基音がしっかり出る
まず張力が58.73キロしかありません!

このため弾きやすく、ネックにも優しい。
そして、弦が錆びません。
エリクサーよりも分厚いコーティングだとイメージしたら良いでしょうか?
そのため…
- 長寿命(2年は使える)
- フレットが減らない
エコな弦となります。
ナイロンで覆われているため、フレットに当たるバズ音や指が擦れて鳴る音もなくなります。歌モノポップス系に最適です。
基音がハッキリ出るため音程がしっかり出ます。
4)ムスタングベースと相性が良い
基音がハッキリ出ることで、ムスタングベースやバイオリンベースみたいな「音程がボヤけやすい」ショートスケールと相性が良いです。

4弦開放Eも良い音で鳴ります。
太い弦やフラットワウンド弦を張らなくても、ブラックナイロン弦なら良い感じで鳴ります。
5)ナイロン弦の弱点
ナイロン弦の弱点は「弦アースが取れない」ことです。

弦の表面が絶縁体で覆われているため、弦に触れてもアースが取れません。ナイロン弦のアース対策については、こちらもご覧ください。
ブラックナイロン弦のアース対策 - ムスタングベース友の会!
リード線を引っ張って、身体に触れさせる方法を取れば問題は解決します。弦アースに頼るよりも確実ですね。
6)エルボーアース
もう一つの対策が、エルボーアースです。

↑画像のように、導電性のアルミテープなどを「肘が触れる場所」まで引っ張ります。

↑こちらはバイオリンベースです。
こんな風に、アースを引っ張れば指で弦に触れるのと同じ結果になります。
※半袖で演奏する方にだけ有効です。
7)セッティング
まずは弦高について。
4弦→2.5ミリ
1弦→2ミリ
にしています。
ちなみに一般的なラウンド弦ならば…
4弦→3ミリ
1弦→2.5ミリ
にセッティングしていますから、低くできます。
これはナイロンが巻かれていることで、バズ音が鳴りにくい。ノイズが出にくいため、低く出来ます。
8)まとめ
楽器に優しいなど、メリットたくさんなブラックナイロン弦です。

ムスタングベースには、これ以上ないくらい合ってる弦です。見た目も良いですよね。
アースの弱点もありますが、簡単な対策で解決します!
ぜひ試してみてください!